1つの部屋を2つに仕切る「間仕切戸」の世界
春の陽気が近づいたり、また冬に逆戻りしたり、まさに三寒四温の日々ですね。
さて、今日のテーマは「間仕切戸」です。
リフォームのご依頼で意外と多いのが「1つの部屋を2つに分割したい」というご要望。
「2LDKのマンションを購入したんだけど、子どもが独立するまでは3LDKに変更したい。
将来的に子どもが独立したら、部屋がそんなにいらなくなるから、広々とした2LDKに戻せたらいいかな」
「リビングに階段があって、2階に続いているのはいいんだけど、エアコンの効きが悪い。
階段下に間仕切戸を付けて、エアコンを効率的に使いたい」などなど。
その際に皆さんが気にされるのが「圧迫感」が出ないかどうか。
というわけで、「開放的でおしゃれな間仕切戸」をご紹介したいと思います。
まずは、こちら!!

あれ?
どこかで見覚えが……。
あ、うちの会社だ。(笑)
実は、昨年秋にオフィスをリニューアルしました。
その際に、執務スペースを3つの空間に仕切りました。
この間仕切は、すべて大工さんの手作りです。
無垢の杉を加工して直接天井に施工。
オーガニック素材の塗料で、一本一本丁寧に大工さんが塗装してくれました。
(五十嵐さん、ありがとうございます!!)
圧迫感を無くすことと、空気の流れを遮らないために
格子状のデザインを採用。
それぞれの執務スペースを独立させた上で、
統一感のある空間を作ることが出来ました。みんな大満足です。

「圧迫感が出るのは嫌だけど、
ガラス戸で全部見えてしまうのは嫌だな……」
という方には、半透明素材がおすすめ。
ぼんやりと奥のシルエットが見える程度なので、多少散らかっていても隠せます!
とは言え、ガラス張りであることに変わりはないので、圧迫感はありません◎
【画像提供/Panasonic】

【画像提供/Panasonic】
ちなみに、こんなスモーク調タイプもあります。
あかりの変化で、見え方が変わってきますよね。寝室に隣接していてもうるさくならず、シックな空間に。

【画像提供/Panasonic】
やさしい木の風合いがお好みの方には、木製枠のガラス戸はいかがでしょうか?
観葉植物を横に置いたら、まるでサンルームのような雰囲気に!
爽やかな朝のひとときが、ご自宅で楽しめます。
ガラス素材は、他にも和紙調タイプなどいろんな種類があります。

ライフスタイルや、お部屋の雰囲気によって
一番ぴったりな素材を選びたいですね。
枠のカラーバリエーションも豊富なので、
好みの組み合わせがきっと見つかるはず!
「いや、もっと本格的に部屋を区切りたい!
壁のようにしたい!!」
という方には、透けない木製タイプがおすすめ。

【画像提供/LIXIL】
おしゃれなカラーバリエーション!
アクセントクロスのような感覚で、色味を入れてみるのも楽しいかも。
子ども部屋にもおすすめです。

上部だけ曇りガラスが入っているタイプもあります。
「でも、可動式引き戸って、施工費がかかるよね……
もっとお手軽に部屋を仕切りたいんだけど」
という方には、施工のいらないパーテーションがおすすめ。
【画像提供/匠工芸】
建築デザイナーの佐藤ケンイチ氏デザインのパーテーション。
木質パネルでありながら自由に曲げることができ、美しい曲線で室内空間を演出できます◎

【画像提供/Panasonic】
いかがでしたか?
お部屋の雰囲気を壊さずに、空間を仕切ってくれる「間仕切り」。
用途に合わせて、ぴったりのものを選びたいですね♪